最近のmacOSは、外付けHDDをTime Machineを設定すると、APFSでフォーマットされてしまいます。 事前にHFS+(Mac OS拡張)でフォーマットしてあっても、Time Machineを設定した際に、勝手にAPFSでフォーマットされます。 APFSはSSDに最適化されており、HDDでは速度低下するようなので、HDDを使う場合はHFS+でフォーマットしたいのですが、デフォルトではうまくいきません。
勝手にAPFSでフォーマットされるのを回避するには、ディスクのルートディレクトリに
Backups.backupdb
という空のディレクトリを作成すると回避することができます。
Appleによると、
MacのTime Machineに使用できるディスクの種類 - Apple サポート (日本)
APFSまたはAPFS暗号化ディスクは、Time Machineバックアップディスクの推奨フォーマットです。まだAPFSディスクとしてフォーマットされていない新しいバックアップディスクを選択すると、消去して再フォーマットすることができます。ディスクが既存のTime Machineバックアップを含むMac OS拡張フォーマットディスクの場合、ディスクの消去と再フォーマットは求められません。
とあり、古いバージョンのmacOSで作ったTime Machineのディスクを指定するとき、HFS+のまま使うことができます。 過去のTime Machineのデータの有無は、単にディレクトリ名だけで判断しているようなので、上記のように空のディレクトリを作るだけでHFS+でTime Machineすることができるというわけです。
参考文献